ちゃんとあいさつをしなくなる

あいさつがいい加減になる

人間は昔から群れで生活する動物です。人間にとっては、群れのなかで暮らすことがもっとも安全なのです。今では核家族化が進んで群れも小さくなり、孤独な暮らしをしている人も増えていますが、会社や近所づきあいなどでは群れで活動している場合がほとんどです。

 

しかし、群れにいれば孤独ではない、というのは間違いです。40〜50代になってくると、社会的地位が高くなり、周囲がイエスマンばかりになることがあります。そうなると、言葉遣いが乱暴になって、横柄な態度をとるようになる傾向があります。

 

ですが、会社では地位が高くても、ひとたび外に出ればただの人です。しかし、そこに気付かないでどこにいっても横柄な態度をとるようになってしまうことがよくあります。

 

そういう人が一番軽視しがちなのが、「あいさつ」です。

 

もともと人間は群れを重視するため、コミュニケーションを大切にします。そのためにあいさつという仕組みが生まれました。あいさつをすることで群れのつながりを確認し、安心して活動することができるのです。

 

あいさつをされて怒る人はほとんどいません。コミュニケーションはあいさつから始まり、会話のきっかけになります。

 

たとえば「こんにちは」という言葉は、0.5秒ほどで言える短い言葉ですが、会話のきっかけ、つまり脳のはたらきはじめるきっかけになる大事な言葉なのです。

 

しかし、あいさつをおこたるようになると、会話が成立しにくくなります。そのため、脳が働く機会を失うことになり、認知症に向かって進み始めてしまうのです。

 

たかだか0.5秒ほどのあいさつすらいい加減になってきたら、認知症のサインと考えてもよいでしょう。